FC2ブログ
母の暖炉
ストーブを点けました

岩手では
冬になって
暖炉に火をくべると
守られているような

雪の世界の真ん中
地中に眠る小さな命みたいに
静かに守られているような

そんな感じがしたものです

そこに
みんなでいたんだよ

今日は私が
私たちの暮らしていくこの家を
空気ごと洗い

暖房をいれました
今度はわたしが守る番だから

そして
おまえがよく
あそべあそべと
私を待っていた部屋の
いつも座っていたあたりに

あの
かあちゃんに向かって歩いてくるときの
とびきり
抱きしめたくなる姿を

置きました


触れられなかった
あなたの
姿を映したものを
わたしはどうしても
おへやに置きたいと思いました

それは
あなたのいなくなったことを
どこかで受け入れたからなんでしょう

おばちゃんが
別れというのは
あなたが
その支えがなくても もう大丈夫だから
来るのよ

言いました

それは
まどやにとって
もう
私がいなくても
寂しくなんかないよ、ということでしょうか

だからあんなに
沢山おしゃべりして去っていったのでしょうか
「行くよ 行くよかあちゃん!
 まどね、とってもきれいなとこに行くのよ!
 かあちゃんかあちゃんだいすき
 すっごく素敵な日ね
 だからまどやはね
 ちょっと いきますね
 かあちゃん最高の散歩だねぇ
 ああ
 たのしいたのしい
 だいすきなかあちゃん
 だいすきなかあちゃん
 ねぇったら
 まどやね すっごくたのしい
 かあちゃんってば
 もう食べちゃいたいくらい好き
 ええい
 かんじゃうぞ
 ではね
 まどや ちょっといきますね
 ああ なんてたのしいお散歩だろう!
 ね かあちゃん」

わかりません

つぎはね
わたしがお空に溶けていく番ですよ
それを
とても楽しみにしています

もちろん
もちろん

わたしの可愛い
しましまちゃんと
白猫ちゃんが
やっぱり
わたしと住まなくても
もう大丈夫!って
おまえみたいに
遊びに行ってしまったらね


ではね
柿の実、隣のおじさんが下さいましたよ
おまえが随分かっこつけて
がりがり爪とぎしてたけど
りっぱなきれいな柿ですよ

ではね
かあちゃんも楽しくやるから
まどやはおもいっきり遊んでください
たびもうずらもいて
にぎやかでしょう

かしゃかしゃいう
ビニール袋で
あんたたちがびょんびょん飛び回って遊ぶ姿が
きらきらの光の中に
見えるようです



にほんブログ村 猫ブログ 猫 多頭飼いへ
にほんブログ村


元野良猫・保護猫ランキングへ

にほんブログ村 美術ブログ 油彩画へ
にほんブログ村
関連記事
2016 / 10 / 24 ( Mon ) 19:00:53 | 手紙 | TrackBack(0) | Comment(0) | トップ↑
<<まどかへ | ホーム | まどかへ>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://dearmp.blog.fc2.com/tb.php/349-bc78f6f7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |